聖火、無観客の旅立ち 採火式

2020年3月13日 02時00分
 【オリンピア(ギリシャ西部)=竹田佳彦】新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となる中、東京五輪の聖火採火式が十二日午前十一時半(日本時間午後六時半)、古代オリンピック発祥の地のオリンピアで開かれた。感染防止のため大幅な規模縮小と無観客という異例の措置のもと、東京へ向けた聖火リレーが始まった。
 ヘラ神殿跡で行われた採火式は、出席者が当初予定の約千人から百人程度に抑えられた。非公開とされた前日のリハーサルの際には通行できた遺跡横の道路も進入禁止になり、観客は一切排除された。
 式典では、みこ役のギリシャ人女優クサンティ・ギョルギウさんが凹面鏡で太陽光から火をおこし、トーチに点火。史上初めて女性として第一走者に選ばれた二〇一六年リオデジャネイロ五輪射撃の金メダリスト、アナ・コラカキ選手(ギリシャ)に引き継がれた。
 五輪開催国を代表する第二走者は〇四年アテネ五輪の女子マラソンで金メダルに輝いた野口みずきさんが務め、約二百メートルを走った。
 聖火はギリシャ国内約三千二百キロを巡り、十九日にアテネのパナシナイコ競技場で日本側に渡され、二十日に日本に到着する。

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