野口さん「一生忘れない」 聖火 日本人初のランナー

2020年3月13日 02時00分

聖火を掲げて走る第2走者の野口みずきさん=竹田佳彦撮影

 【オリンピア(ギリシャ西部)=竹田佳彦】快晴の五輪の聖地に、笑顔が輝いた。オリンピアで12日に開かれた東京五輪の聖火採火式後の聖火リレーで、2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんが日本人最初の第2走者として、200メートルを走り抜けた。 
 緑に囲まれたオリンピア。「どこか伊勢神宮の内宮に似た雰囲気がある」と、出身地の三重県に重ねる。当日朝は調整をかねて8キロジョギング。金メダルを得た04年のアテネ五輪は「はやく走りたくてうずうずしていたけど、今回はもっと緊張した」と笑った。
 第1走者のアナ・コラカキ選手(ギリシャ)から聖火を受け継いだのは、近代五輪の父クーベルタン男爵の記念碑近くの路上。ギリシャでも猛威をふるう新型コロナウイルスの感染対策で、担当した区間は一般の立ち入りが禁じられたが「こんな大役はもうない。空気感をかみしめながら、一生忘れないぞと思いながら走った」。
 今後、聖火は8日かけてギリシャ国内を回り、アテネのパナシナイコ競技場へ。そこで日本側に引き継がれ、東日本大震災の被災地などを巡る。仮設住宅のアルミ材も使って作られたトーチを手に、聖火リレーとは「災害から立ち上がり、明るく希望の光をつないでいくものなんだなと感じた」とほほ笑んだ。

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