海底が隆起? 防波堤の外まで陸になり、海ははるか先に… 能登半島地震で一帯の漁港に異変

2024年1月6日 06時00分
 能登半島地震で、石川県輪島市の輪島港など各地の漁港やその周辺で海面水位が低く見える現象が起きている。漁業関係者は「地盤が隆起したのではないか」と推測し、今後の漁への影響を懸念している。

◆水深が浅くなっていれば、座礁の危険で船を出せず

地震で海底が隆起したとみられる石川県輪島市門前町の深見漁港周辺=本社ヘリ「あさづる」から

 輪島港の岸壁には本来の海面水位の跡が残っており、現在はそれより1〜2メートルほど低い位置に水面がある。船も低い位置に浮かんでおり、はえ縄漁をする沖崎竜太さん(41)は「以前は船に上って乗り込んでいた」と変化を説明する。
 水深が浅くなり、座礁したように傾いている船もある。沖崎さんは「出港すれば座礁する可能性があり、このままでは港が使えない。復旧まで何年かかるのか」と心配そうに海を見つめた。
 地震により能登を中心に各地の漁港に損傷などの影響が出ている。県の被害まとめによると、輪島市の鹿磯(かいそ)漁港でも地盤が隆起し、海底の一部が水面に露出している。海岸隆起などを調べている東京大地震研究所などのチームによると、鹿磯漁港で約3.9メートルの隆起があったことが分かっている。(加藤壮一郎)

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