<新型コロナ>学者らマスクで恩返し JICA 中国のOBが6000枚寄贈

2020年5月28日 07時09分

北京と東京をオンラインで結んだマスクの贈呈式。画面左側が日中医学協会の小川秀興理事長=千代田区のJICAで

 日本で長期研修を受けた経験のある中国の医師や学者らが、両国の医学交流を推進する「日中医学協会」(千代田区)にマスク六千枚を寄贈し、二十六日に東京と北京をオンラインで結んだ贈呈式が行われた。日本への「恩返し」の気持ちを込めたマスクは、新型コロナウイルス感染症の治療にあたる国内の病院に送られる。
 寄贈したのは、国際協力機構(JICA)を通じて日本で一年以上の研修を受けた人たちでつくる「JICA長期研修員同窓会」の有志。現在は中国の政府機関や大学、病院で活躍する三十二人が義援金を出し合ってマスクを購入した。
 贈呈式は、千代田区のJICA本部と北京市のJICA事務所をテレビ画面でつないで行われた。北京同仁病院主任医師の楊秀敏さんは中国で感染症が流行していた時期を振り返り、「日本からたくさんの支援物資を送ってもらい、感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつ。日中医学協会の小川秀興理事長(学校法人順天堂理事長)は「心のこもった皆さんの支援物資を活用させてもらう」と感謝した。
 贈られたマスクは都内の国立国際医療研究センターや順天堂大のほか、川崎市健康安全研究所、静岡県立がんセンター、長崎大、日本福祉大(愛知県)などに配られる。(平岩勇司)

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