京アニ放火事件 「青葉容疑者、何でも人のせいに」と捜査関係者

2020年5月28日 07時11分
 青葉真司容疑者は、過去にコンビニ強盗事件を起こし「社会に嫌気が差した」と動機を述べていた。貧しい家庭で育ち、不満を募らせたとみられるが、捜査関係者は「何でも他人のせいにする傾向がある」と性格面の問題を指摘する。
 捜査関係者などによると、青葉容疑者は少年時代をさいたま市で過ごし、九歳の時に両親が離婚。タクシー運転手の父親に引き取られたが、事故を起こし失職するなど経済状態は厳しかった。定時制高校に通いながら埼玉県の非常勤職員として勤務したこともあった。
 二十一歳の時に父親が病死。以降は一人暮らしをしながら、コンビニのアルバイトなど非正規の職を転々とした。不況のあおりを受け家賃を滞納するなど、生活は依然苦しかったとみられる。
 二〇〇六年に埼玉県越谷市で下着を盗んで逮捕され、一二年には茨城県坂東市のコンビニ強盗事件で懲役三年六月の実刑判決を受けた。裁判では「仕事で理不尽な扱いを受け、社会で暮らしていくことに嫌気が差した」と動機を説明していた。
 放火殺人事件の直前にも、アパートの隣人男性が騒音を立てたと勘違いし、男性宅に押し掛けるトラブルを起こしていた。捜査関係者は「職を転々とする中で少しずつ道を踏み外し、(自分の境遇は)他人のせいと考えるようになった。放火殺人事件ともつながっているのでは」と推測する。

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