京アニ事件 青葉容疑者の治療費は1000万円 全額が税金から支給か

2020年5月28日 14時08分

ストレッチャーに寝かされて京都・伏見署に入る青葉真司容疑者

 京都アニメーション放火殺人事件で、自身も重いやけどを負った青葉真司容疑者(42)の治療費は少なくとも一千万円に上り、生活保護受給者だったため全額が国や自治体から支出されるとみられる。
 青葉容疑者は全身の九割にやけどを負い、焼けていない皮膚を培養して張り付ける治療を継続してきた。医療機関向けに培養表皮を製造している国内の会社は、表皮一枚(長さ十センチ、幅八センチ)当たり十五万四千円で提供している。加えて、患者の細胞採取と培養などに約四百五十万円かかる。同様の処置を行った青葉容疑者の治療費は、少なくとも一千万円に上るとみられる。
 厚生労働省によると、健康保険に加入している七十歳未満の人は、治療費の三割が自己負担になる。負担が重くなり過ぎないようにする「高額療養費制度」もあるが、生活保護受給者の青葉容疑者の治療費は全額保護費で賄われる。逮捕後の治療費は警察の負担となる。
 保護費の四分の三を国、残りを受給者が居住する都道府県や市町村が負担する。生活保護法は、資力があるのに保護を申請するなど不正があれば行政が返還請求できるとしているが、事件の容疑者となった場合の規定はない。厚労省の担当者は「他の制度で手当てできない以上、保護の対象になる」としている。

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