<新型コロナ>増える「心の相談」 県窓口に1〜5月 433件

2020年5月29日 07時10分
 「先が見通せず生活が不安」「外出できず気分がふさいでいる」−。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための自粛生活が長引き、「心の相談」の窓口に悩みや不安を打ち明ける声が多く寄せられている。緊急事態宣言は解除されたが、県の担当者は「宣言解除に限らず、ストレスや不安があれば一人で抱え込まず、いつでも相談してほしい。誰かに話すことでつらい気持ちが和らぐこともある」と呼び掛けている。 (曽田晋太郎)
 県によると、県の窓口に寄せられた新型コロナ関連の心の相談件数は、統計を取り始めた一月二十七日〜五月十五日に四百三十三件あった。まだ感染者が少なかった一、二月は計六十件だったが、感染者が増えるに連れて増加。三月は百十五件、緊急事態宣言が発令された四月は二百六件と倍増していった。
 内容も変化した。当初は「マスクがない」「トイレットペーパーが買えない」という物資不足の相談が多かった。その後は「職を失った」「就職できない」「テレワークで家族が家にいてストレスがたまる」「気が休まらない」「いつまで自粛が続くのか。この先どうなるか不安」といった仕事や生活の悩みや不安を訴える声が寄せられるようになったという。
 宣言解除間もない現在も、相談内容にそれほど変化はないといい、県精神保健福祉センターの西尾恵子相談課長は「一人暮らしで外出機会がなくなるケースなど、人との接触機会が減っている中で孤独を感じている人は多いと思う。そんな時だからこそ、人とつながる安全なツールとして電話相談を利用してほしい」と呼び掛ける。
 県は、電話のほか、LINE(ライン)での相談も受け付けている。土曜と祝日を除く午後五〜十時に匿名で投稿でき、臨床心理士や精神保健福祉士ら専門スタッフが回答する。担当者は「若年層をはじめ、電話より気軽に相談しやすい態勢を整えた」と狙いを話す。名称は「いのちのほっとライン@かながわ」で、県ホームページなどから登録できる。問い合わせは、がん・疾病対策課=電045(210)4727=へ。

◆協力金申請 来月8日から開始 県休業要請の第2弾

 県は28日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、7日以降に休業や時短営業した事業者への協力金10万円の申請受け付けを6月8日に始めると発表した。
 緊急事態宣言に伴う休業要請に応じた事業者への協力金の第2弾。要請の対象外で自主的に休業した事業者も対象。当初は7〜31日のうち20日以上の休業を条件としたが、宣言解除の前倒しを受けて15日以上に緩和した。
 必要書類は第1弾とほぼ同じで、休業を告知するチラシやホームページの画像などが必要。郵送か電子申請で7月14日締め切り。
 第1弾は3万4800件の申し込みがあり、3400件の支払いが決定した。締め切りは6月1日。問い合わせは、平日午前9時〜午後5時に県のコールセンター=電045(285)0536か、050(1744)5875=へ。 (石原真樹)

◆県内の自治体による心の相談窓口

◇県
・平日の午前9時〜午後8時45分は「こころの電話相談」 =(0120)821606
◇横浜市
・平日の午前8時45分〜午後5時は、各区の高齢・障害支援課
・平日の午後5時〜9時半、休日の午前8時45分〜午後9時半は「こころの電話相談」 =045(662)3522
◇相模原市
・平日の午前8時半〜午後5時は、各区の高齢障害者相談課
・月〜土曜の午後5〜10時
  =042(769)9819
・日曜の午後5〜10時
  =042(769)9800

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