野田市と県 感染者2人食い違い 市「検査に疑義」県「医師から発生届」

2020年5月29日 07時21分

県の感染者発表を否定する野田市のHP

 新型コロナウイルスの感染者数について、野田市が県と異なった情報をホームページ(HP)で提供し、一部市民らが戸惑っている。県が公表している野田市の感染者二人について、市は「検査に疑義があり、再検査で感染していないことが確認された」として計上を拒否しているためだ。県は「医師から感染者の発生届が提出されている」と反論している。二人は、いずれも県が二十一日に感染者として発表した。
 市側の説明では、二人は発熱があり、今月十九日の検査で陽性と判定されたが、翌二十日の再検査で陰性だったため感染者でないと判断した。市保健センターによると、県が二十一日に発表後、関係機関から「十九日の検査結果に少し疑義があり、再検査で陰性だった」と伝え聞いて事実確認したという。
 県は、二人の再検査結果が陰性だったことについて、二十八日に公表した。県疾病対策課は「再検査の結果にかかわらず、最初の検査結果で医師が発生届を出している以上、感染者として計上する」と説明する。検査の疑義の有無や再検査に至った経緯は、県も保健所もコメントしていない。
 関係者によると、この問題について、鈴木有市長ら市幹部が県担当者と協議したが、市は今後も二人を感染者とは扱わないという。
 (本紙は、県が発表した数字を基に感染者数を集計しています)
     ◇
 千葉市は二十八日、新型コロナウイルスに感染し、入院していた市内の女性(年齢非公表)が二十六日に死亡したと発表した。県内の死者は四十五人目。県は、野田市の八十代女性が新たに感染したと発表した。 (中谷秀樹)

野田市の感染者2人が再検査で陰性だったことを28日に公表した県の資料


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