「在宅もう限界」繁華街に人出 緊急事態宣言の解除後、初の週末

2020年5月31日 07時10分

東京都での緊急事態宣言解除後初めての週末となった30日、買い物客らが行き交うアメ横商店街=東京都台東区で

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が首都圏などで解除されて初の週末となる三十日、都内の繁華街はマスク姿の買い物客らの姿が戻ってきた。それでも感染拡大前に比べると人出は少なく、商店主からは「外国人の客がいなくなり、厳しい」との声も漏れた。
 ファッションやクレープの店などが多く営業する原宿・竹下通り。タピオカミルクティーを手にした川崎市宮前区の会社員の女性(24)は「普段より人通りが少ないですね」。恋人と二週間ぶりのデート中で「在宅勤務が続いて、家にいるのも限界。早く終息してほしい」と願う。
 二十六日に再開したサングラス店の四十代の男性店主は「徐々に人通りが戻ってきたが、ワクチンができるまで、客足は厳しいのではないか」と話した。
 上野・アメ横商店街では魚を売る店員の威勢の良い掛け声が響き、客が行き交った。ガード下でかばん店を営むアメ横商店街連合会の星野勲会長(68)は「やっと普段の半分か六割ぐらいまで人出が戻ってきた」とほっとした様子。自らの店は五月の大型連休後に再開したが、「売り上げは普段の90〜95%減。大半の店が再開したので、買い物に来てほしい」と呼びかける。
 消毒用ジェルやマスク、フェースシールドを売る店には人だかりも。アメ横に買い物に来たのは三月以来という川崎市の会社員の男性(60)は「思っていたより人通りが多い。ソーシャルディスタンスに気を付けます」と話した。
 銀座では、百貨店の三越が三十日に営業を再開。フェースシールドとマスクを着けた従業員が入り口で客の手にスプレーを吹き掛けて迎え入れ、地下一階の化粧品売り場には客の列ができていた。当面、歩行者天国を実施しない銀座通りでも多くの市民が出歩き、入店人数を制限している高級ブランド店に長い行列ができていた。 (土門哲雄)

渋谷センター街にも多くの若者らが訪れた=東京都渋谷区で

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