学校再開、悩みの相談聞きます 「その子のペースを見守って」

2020年5月31日 07時34分

新型コロナウイルスの感染拡大で不安になる子どもたちを気づかう言葉を載せた「チャイルドライン」のホームページ

 新型コロナウイルスの影響による長期休校で、子どもの相談に応じるNPO法人に「勉強についていけるか」「先生に悩みをどう言えばいいか分からない」という悩みが多く寄せられている。約三カ月に及ぶ異例の休校からの復帰に苦労するケースも予想され、支援者は子どもや保護者に焦らないように呼び掛けている。
 十八歳以下の相談窓口「チャイルドライン」には二月末以降、新型コロナに関連した不安を語る相談が徐々に増加。学校再開が見えてきた五月に入ると、「友だちができるか」「外に出て感染しないか」という不安の声が届いている。
 運営するNPO法人「チャイルドライン支援センター」の高橋弘恵理事は「学校生活のリズムに戻るにはパワーがいる。子どもごとにペースがばらつくと思う」と指摘。保護者に向けて「友だちと比べず、その子のペースを見守ってほしい」と語った。
 十〜二十代の女性の相談に応じるNPO法人「BONDプロジェクト」によると、三十日のツイッターなどには「学校に行きたくない」という投稿があふれ、高校一年生から「悩みを同じ学校の子に話せない」という相談もあった。四月以降、インターネットでの「自殺募集」も増えているという。活動を取りまとめる多田憲二郎さんは、不安を抱えた中高生らが犯罪などに巻き込まれることを心配し、「相談先が分からなかったら、うちに声をかけてほしい」と呼びかけた。
 チャイルドラインは、フリーダイヤル=(0120)997777、毎日午後四〜九時=や、ホームページのオンラインチャットで相談に応じる。BONDプロジェクトは、ホームページでLINEの相談窓口などを案内している。 (福岡範行)

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