<小森信道の東奔西走 自転車レース取材記>地域密着 地道な活動の継続を

2020年5月31日 07時54分

チーム創設当初から運営会社スタッフと選手が学校を訪れて行う自転車安全教室。こうした地域貢献活動が地域住民の支援につながり、レース活動につながっている=昨年9月、宇都宮市内の中学校で(宇都宮ブリッツェン提供)

 自転車ロードレースチームの宇都宮ブリッツェンが、国土交通省自転車活用推進本部が定める本年度の「自転車活用推進功績者表彰」を受賞することが十八日に発表された。
 同表彰は、二〇一七年に施行された自転車活用推進法に基づき、自転車の活用の推進に関して顕著な功績があると認められる個人または団体を表彰するもので、今回で三回目。本年度は個人一名と、ブリッツェンを含む四団体が選出された。
 日本初の地域密着型自転車プロロードレースチームであるブリッツェンは、設立当初から、レース活動とともに地域に密着した活動を継続して行ってきた。
 その最たる活動が、自転車を利用することが多い地元の小・中・高校生を中心に、自転車の正しい乗り方をはじめとしたルールやマナーを教える自転車安全教室の開催だ。
 十年以上にわたり続いているこの活動は、昨年十二月までで計百九十一回行われ、受講者総数は五万四千人を超える。今回の表彰は、こうした活動を地道に継続してきたことが評価されたということだろう。
 親会社が活動資金を提供する企業・実業団チームとは異なり、ブリッツェンのような地域密着型チームは、拠点を構える「地域」そのものがスポンサーだ。地域住民の一人でも多くにその存在を知ってもらい、支えてもらえなければ、活動を継続することはできない。
 自分たちの強みを生かして地域に貢献することは、いわば支えてもらうための最低条件。今回の表彰に満足することなく、今後も地域貢献活動を継続して一人でも多くの支援者を獲得し続けてほしい。

関連キーワード

PR情報