ペット同行避難所 伊東市で開設準備 台風想定 訓練で課題検証

2020年5月31日 08時01分

愛犬を連れて避難所を訪れた市民=いずれも伊東市の竹の台幼稚園で

 伊東市は、台風などの風水害発生時に市民とペットが一緒に入れる屋内避難所の開設準備を、市立竹の台幼稚園(休園中)で進めている。ペット同行避難訓練が二十六日に行われ、開設要領や受け付け方法、ペットの格納などの課題を検証した。 (杉本三佐夫)
 訓練は台風接近による被災を想定。協力依頼した飼い主七人が愛犬や愛猫を連れて避難者として加わり、市危機対策課と環境課の職員、県熱海保健所職員、市内の獣医師らが参加した。
 避難所に到着した飼い主らは、入り口で首輪の鑑札や狂犬病予防注射済票の有無などのチェックを受けた。持参したケージにペットを入れ、同行避難同意書に記入してから、イヌ用、ネコ用にそれぞれ分かれた部屋に格納した。この日はしつけの行き届いたペットが多く、鳴き声などの騒音は少なかった。
 訓練後の意見交換では、飼い主らから「ペットは家族同然。一緒に避難できるのは安心感がある」「トイレやペット同士のトラブルなどについて約束事の徹底を」などの意見が出た。
 市は受け入れるペットについて、体重二五キロ以下でケージに納まる範囲内の大きさで、最大でイヌ二十匹、ネコ三十匹までとし、ハムスターや小鳥などの小動物も想定している。飼い主の避難場所はペットと別の部屋を確保した。
 ペット同行避難所は、昨秋来襲した台風15号、19号の後、飼い主らから開設を望む声が多く出ていた。少子化で竹の台幼稚園が休園していることなどから開設することになった。

同意書に必要事項を書き入れ受け付けする避難者

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