<新型コロナ>マスク越し 笑顔いっぱい 川崎市立学校で授業再開

2020年6月2日 07時20分

登校し、間隔を空けながら校舎に入る新1年生たち

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための休校が長期化していた川崎市内の市立学校が一日、授業を再開した。密集を避けるため、当面はクラスを半分に分けて分散登校。児童、生徒は新しい仲間とともに新年度の本格的なスタートを切った。久しぶりの学校生活へ緊張を隠せない子もいれば、同級生と再会して笑顔になる子もいた。(安田栄治)
 麻生区の柿生小学校では一年から六年生まで約七百五十人の児童が、出席番号の奇数と偶数に分かれ分散登校した。奇数のAグループが午前八時十五分、偶数のBグループが同十時十五分に登校。朝の体温や症状の有無などを記入した「健康チェック表」を教職員に確認してもらった児童から校舎に入った。
 同校では四月六日の始業式のほか、四、五月に二回ずつ課題配布日があったものの、教室を使っての授業は初めて。大きなランドセルを背負った新一年生は初めて使う机と椅子に触れ目を細めたり輝かせたり。マスク越しでも笑顔になったことが伝わった。
 授業では担任教師が正しい手の洗い方、一メートル以上のソーシャル・ディスタンス(人と人との間隔)を取るなどの感染症対策や今後の学校生活の説明などを行った。六年生の神谷維吹(いぶき)君(12)は「クラス全員に会えないのは残念だけど、学校だと勉強に集中できる」、二年生の畑中優花さん(7つ)も「久しぶりにみんなに会えて楽しかった」とうれしそうに口をそろえた。
 子どもたちは洗面所で間隔を空けて並び、一人一人が手洗いを実践。三年生の青木愛佳(まなか)さん(8つ)は「お母さんが介護の仕事をしているので、私が感染したらお母さんからお年寄りに広がってしまう。手洗いは命を守ることなので頑張りたい」と大きな声で話した。
 同校では十日まで分散登校を続け、十一日から全員登校、十五日から給食が始まり、通常授業となる。杉本真智子校長は「登校再開の日を教職員も楽しみにしていた。感染リスクをゼロにするのは難しいが、子どもたちの安全を守ることを第一に、やるべきことをしていきたい」と気を引き締めていた。

教室でテレビを見ながら担任から正しい手の洗い方を学ぶ児童たち=いずれも麻生区の柿生小学校で

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