<新型コロナ>分散登校で一斉再開 千葉市立校、県立校も

2020年6月2日 07時34分

間隔を空けて座り、手の洗い方を学ぶ1年生の児童ら=千葉市立小中台小で

 新型コロナウイルスの影響で、臨時休校していた公立学校が一日、各地で再開した。千葉市立学校では、各校で分散登校を実施し、新たな学校生活が始まった。 (太田理英子、中谷秀樹)
 市立小中台小学校の一年生のクラスでは、担任が出欠と合わせて児童一人一人の体調を確認。児童たちは体温などを記録した健康チェック表も提出し、間に一席ずつ空けて座った。名前を呼ばれた児童は「はい、元気です!」と大きな声で返事をしていた。
 各クラスで午前と午後に登校時間を分け、三時限授業を行った。授業内で感染予防策も取り上げ、くしゃみでウイルスが飛ぶ距離や手洗いの方法を確認した。
 全学年で九百六十二人と大規模校なだけに、トイレの入り口前には立ち位置を示すテープを貼って密集を防ぐ工夫も。昼休みには教員が教室の机や扉を拭き上げ、消毒作業に追われた。
 同校の伊原浩昭校長は「児童たちは比較的元気に登校してくれた。分散したことで、感染予防の指導や学習状況の確認がきめ細かにできる」と実感する。
 再開前に実施したアンケートでは、一部の児童に勉強や親の感染を不安がる様子がみられたという。伊原校長は「学習内容は急に詰め込まないように工夫し、今後もアンケートを実施するなどして心のケアを続けたい」と話した。
     ◇
 県立学校も再開し、県立千葉高校(千葉市)では生徒九百六十七人が出席番号の奇数と偶数で午前と午後に分散して登校し、玄関で検温など健康観察を実施した。午前は体温が高かった生徒が一人おり、帰宅させたという。
 担任らは教室内でフェースシールドを着用して授業を進めた。小倉雅人教頭は「北九州市の小学校の集団感染発生に衝撃を受けている。手洗いやうがいを徹底し、予防に努めるしかない」と語った。大学受験を控える三年生について「受験に対する不安や不信を取り除けるよう、進路指導部を中心に対策を講じていく」と述べた。

フェースシールドを着用して授業を進める教員(奥)=県立千葉高で

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