東京五輪・パラリンピック、運営の簡素化を検討 観客にPCR検査も?

2020年6月4日 14時35分
 新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックを巡り、政府が大会時の感染予防のため、運営方式の簡素化について検討を始めたことが四日、分かった。従来通りの通常開催を目指す一方で、観客の削減のほか、選手を含む大会関係者や観客へのPCR検査など医療態勢整備も案として挙がっている。
 菅義偉官房長官は四日の記者会見で、安倍晋三首相が掲げた「完全な形」での東京五輪・パラリンピック開催方針を維持するかどうか明言を避けた上で「アスリートや観客にとって安心、安全な大会にすることも極めて大事だ」と説明した。
 新型コロナの世界的な収束がいまだ見えない中、大会運営の見直し案では開閉会式の簡素化や選手村の外出制限なども選択肢の一つで今後の論点に浮上している。
 しかし現実的な対応策として課題は多く、運営面の中心を担う大会組織委員会や国際オリンピック委員会(IOC)は慎重に協議するとみられる。
 既に、組織委とIOCはコスト削減や新型コロナ対策の観点から、運営計画の見直しについて検討を進めている。

◆小池都知事「開催には都民、国民の理解必要」

 東京都の小池百合子知事は四日午前、報道陣の取材に「五輪・パラリンピックの開催には都民、国民の共感、ご理解が必要。そのためにも合理化すべきところ、簡素化すべきところを進めていく」と述べ、「いろんな研究も国、組織委員会、都と連携しながら考えていきたい」と話した。 

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