港区長選、武井さん5選 コロナ対策や実績を強調

2020年6月8日 06時32分

港区長選で5選が確実となり、支持者らに拍手で迎えられる武井雅昭さん(中央)=港区芝公園で

 任期満了に伴う港区長選は七日、投開票され、無所属現職の武井雅昭さん(67)=自民、国民、公明、社民、都民ファースト推薦=が、いずれも無所属新人で元都議の菊地正彦さん(67)、会社役員の飯田佳宏さん(47)、元区議の大滝実さん(71)=共産推薦=の三人と、諸派新人で会社員の柏井茂達さん(36)を破り、五選を果たした。
 武井さんは、区内の事務所で支持者から花束を受け取り「コロナ対策に取り組み、疲弊している区民の生活と、町の活性化を取り戻したい」と語った。
 選挙は、新型コロナウイルス対策や羽田空港新ルートへの対応、四期十六年の現職区政への評価が争点となった。候補者は、握手を避けるなど感染防止を意識した選挙戦を展開。武井さんはコロナ対応のため公務を重視し、選挙活動を行わない意向を示し、ホームページで実績などを訴えた。
 コロナ対策では、PCR検査体制の確立などに補正予算を組んで対応したことをアピール。羽田空港の新ルートに関しては、騒音と安全対策の強化、地方空港を活用して新ルートの固定化を避けるよう国に要請していることを強調した。
 陣営は、コロナ対策に加え、待機児童ゼロやスポーツセンター開設など、新たな住民にも満足してもらえる実績を重ねたことが支持されたとみている。
 菊地さんは、羽田新ルートについて騒音と安全面から撤回を訴え、飯田さんは「減税で港区を再生する」などと主張。大滝さんは「暮らしと命を守るため区政を変える」と訴え、柏井さんは「投票率改善にインターネット投票の導入」を呼び掛けたが、いずれも及ばなかった。 (市川千晴)

◆期日前1万1983人 前回比1.5倍

 港区長選の投票率は30・04%で、前回の24・25%を上回った。区選管によると、投票率が30%を超えたのは、一九九二年の33・67%以来という。当日の有権者数は、十九万七千二百七十七人。
 区選管は投票率が上がったことについて「投開票日の天気が良かったことと、候補者が多く、各地で選挙活動が多く行われたため、有権者の関心を集めたのでは」と話している。
 期日前投票は一万一千九百八十三人で、前回の八千百七十人から増えた。区選管は、期日前投票所が一カ所増えたことや、新型コロナ感染防止のため期日前投票を呼び掛けたことの効果が表れたとみている。 (市川千晴)

【開票結果】

当 36,856 武井雅昭 無 現<5>
  7,000 飯田佳宏 無 新 
  5,488 大滝実 無 新 
  5,437 菊地正彦 無 新 
  3,297 柏井茂達 諸 新 
  全票終了

関連キーワード

PR情報

東京の新着

記事一覧