藤井七段、いざ最年少タイトル挑戦 棋聖戦5番勝負が開幕

2020年6月8日 13時57分

第91期棋聖戦5番勝負の第1局で対局する渡辺明棋聖(左)と藤井聡太七段=8日午前、東京都渋谷区の将棋会館で(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36)=棋王、王将=に挑む第九十一期棋聖戦五番勝負の第一局が八日午前九時、東京都内で始まった。この日が十七歳十カ月二十日で、史上最年少のタイトル挑戦となった高校生棋士が、最多冠を保持する第一人者と激突する。
 今回は新型コロナウイルスの影響で、いつも公式戦が指される将棋会館での対局となった。藤井七段は対局開始の十五分前にスーツ姿で入室。続いて白い和服の渡辺棋聖が現れた。感染予防のため、対局室での取材は制限され、立会人以下、全員がマスク姿のものものしい開幕戦となった。
 振り駒で先手となった藤井七段は、いつも通り落ち着いた様子。お茶を口に含んでから初手を指し、昔から指される「相矢倉」の戦いを選択した。対局は持ち時間各四時間で、八日夜には決着の見通し。
 藤井七段は四日、棋聖戦の挑戦者決定戦でトップ棋士の永瀬拓矢二冠(27)=叡王、王座=を破り、タイトル挑戦の最年少記録を三十一年ぶりに更新した。
 六〜七月の五番勝負で藤井七段が先に三勝すれば、タイトル獲得の最年少記録(十八歳六カ月)も更新する。
<将棋のタイトル戦> タイトル保持者と挑戦者が、5番勝負または7番勝負で優勝を争うプロ公式戦。竜王戦、名人戦、叡王戦、王位戦、王座戦、棋王戦、王将戦、棋聖戦があり、八大タイトル戦と呼ばれる。挑戦者は、1年をかけて行われるリーグ戦やトーナメントで決まる。

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