自殺増える長期休み明け「不安抱え込まず相談を」

2020年6月9日 06時53分
 八王子市内で高校生が拳銃で頭を撃ったとみられる八日朝には、千葉市内で中学生とみられる少年が電車にはねられ死亡する事故もあり、いずれも自殺の可能性が高い。文部科学省は、休校が約三カ月間にわたり再開時期も不確定だったことなどから、心が不安定になりやすいとして、児童生徒の自殺を防ぐ相談ダイヤルの利用などを呼びかけている。
【関連記事】「静かな住宅地になぜ拳銃…」住民に不安広がる 高1男子自殺か
【関連記事】15歳少年、拳銃自殺か 八王子の自宅で…入手経緯を捜査
【関連記事】電車にはねられ14歳中学生死亡、自殺か

 自殺対策白書によると、十八歳以下の自殺は例年八月下旬〜九月上旬など長期休み明けに増える傾向がある。文科省児童生徒課によると、長期休み明けは久しぶりの登校や友だちとのコミュニケーションなどに不安を感じやすい。
 十八歳以下の相談窓口「チャイルドライン」を運営するNPO法人「チャイルドライン支援センター」によると、新型コロナウイルス関連の相談は二月二十八日〜四月三十日、延べ七百三十件で「友だちに会えない」「新学期が不安」など。今月に入り「友だちをつくれない」「勉強についていけるか」などの不安が寄せられているという。
 高橋弘恵専務理事は「休校が続いて不安になっていた中、学校再開で登校するようになり、つらかったり、すぐに頑張れなかったりすると思う。一人で抱え込まないでほしい」と話す。
 文科省によると、二〇一八年度、学校から報告のあった児童生徒の自殺者は三百三十二人で、一九八八年度以降で最も多かった。 (土門哲雄)
◇子ども向けの相談窓口
チャイルドライン(18歳以下の子ども専用、午後4時~9時)
0120-997777
子どもの人権110番(午前8時半~午後5時15分)
0120-007110
・24時間子供SOSダイヤル(いじめに限らず悩む子どもと親、24時間)
0120-078310

関連キーワード

PR情報

社会の最新ニュース

記事一覧