調べ、感じた「世界とコロナ」 世田谷の小6沖さんまとめ

2020年6月9日 07時05分

世界各国の新型コロナウイルスの状況を聞き取りまとめ上げたリポートを手にする沖花菜さん


 世田谷区の区立池之上小六年、沖花菜(はな)さん(11)が学校の臨時休校中、二十二の国と地域の英会話講師にインターネットを通じて、新型コロナウイルス感染の各国への影響をインタビューした。失業者が出ている国が多いと知って影響の大きさに「ぞっとした」が、「経済や生活を元に戻す目標で世界は一つになった」とも感じたという。 (岩岡千景)
 パソコンやスマホを使い、ネットでつながった世界各国の講師と英会話をするサービスを利用した。講師たちが日本のコロナの状況を必ず聞いてくるため、沖さんも講師の国の状況を尋ねようと思ったという。
 インタビューをしたのは五月七〜十九日。「あなたの国では今、どんな状況ですか?」「経済に対する最も大きな影響は」「コロナ後の生活の最も大きな変化は」など五項目を各国の講師たちに尋ねた。

沖さんは各国の講師の話を、国旗や似顔絵入りでまとめた=いずれも世田谷区で

 二十二の国と地域の講師全員が「多くの人が仕事を失った」と答えた。ロックダウン(都市封鎖)を経験した人が多く、ちょうど封鎖中だったオーストラリアの女性(31)は、「(店に)パスタ、米、ハンドソープ、アルコール、トイレットペーパーがない」と教えてくれた。同じく封鎖中のロシアの女性(21)は「街へ行く時はマスクと手袋の着用が義務付けられた」と語った。
 そのほか、スペインの男性(23)は「サッカーのスペインリーグは中止になった」、ブラジルの女性(26)は「ハグが禁止になった」と話した。インド出身でウクライナの医科大学に留学中という女性(24)は「一番活躍する時なのに外国人だから病院に行けず、ゆっくりしている」と言った。
 沖さんは「差別にも遭って大変な状況がわかり、印象に残った」という。インタビューのまとめは、学校に提出した。
 また、「休みがあったから調べられたけど、友達に会えるし授業で新しいことを知るのが楽しくて学校が好きなので、学校に行ける方がいい」と話した。

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