政治家の姿を17年追う 13日から都内でドキュメンタリー上映

2020年6月9日 07時59分

2017年、総選挙公示日の小川淳也氏(左)と家族((c)ネツゲン)


 地元の香川1区で国政をめざした十七年前から小川淳也(じゅんや)衆院議員(49)=無所属=の姿を追い、日本の未来と政治を問いかけていくドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」が十三日から東京都内で上映される。
 「高校で一緒だった小川君が家族が猛反対しても出馬するらしい」−。二〇〇三年十月。大島新(あらた)監督(50)は高松市出身の妻から、そう聞いて興味を抱いた。

大島新監督

 当時、大島監督はフジテレビを辞め、フリーの身。衆院解散の日に高松に飛び、総務省を退官し民主党から立候補した三十二歳の小川氏にカメラを向け、将来は「総理大臣に」の言葉を引き出す。
 この選挙では落選したものの、小川氏は〇五年に比例復活で初当選。〇九年の政権交代選挙では初めて選挙区で当選し、順風満帆(まんぱん)に思えた。
 時は巡り一六年。安倍一強に野党は沈み、敗者復活の比例当選は立場が弱い…。「政策を真っすぐ語り、好感度は高いが、何が足りないのか」。大島監督は答えを探して密着する。
 一七年の総選挙では、民進党の希望の党への合流、小池百合子代表の排除発言、有権者の厳しい声と苦悩を深める姿を追う。共に戦う家族の本音も見どころだ。
 長期政権の緩みが目立つ中、大島監督は「新型コロナ禍で社会と政治家へのイメージや役割も変わっていく」と指摘。「世の中が彼(小川氏)のような人を必要とするのか。ただ、政治姿勢でより国民側に立つのかが大事になる」とみる。
 映画はその次代像を見つけ、考えることは有権者自身と問いかけてくる。上映はポレポレ東中野、ヒューマントラストシネマ有楽町で。 (野呂法夫)

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