署名開始10月に延期 IR誘致反対運動 横浜市長リコールで

2020年6月10日 07時03分
 横浜市のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に反対する政治団体「一人から始めるリコール運動」は九日、七月開始を目指していた林文子市長のリコール(解職請求)のための署名集めを十月に延期すると発表した。新型コロナウイルスの影響で、署名集めを担う受任者の確保が遅れているため。
 同市でリコールを行うには有権者四十九万人の署名が必要。同団体は六月末までに受任者を五万人以上集める目標を掲げ、既に三万五千人余りを集めたが、三月以降は集まり方が緩やかになっていた。このため目標を九月中に変更。誘致に反対する他の団体や政党に参加を打診するという。
 広越由美子代表(40)は新型コロナ感染拡大後も誘致方針を変えない林市長を「多くの人が困っているのに誘致を進め、市民に目を向けていない」と批判した。
 市は今月、目指すIRの内容を記載した実施方針や事業者の募集要項を公表する方針だったが、新型コロナの影響で八月に先送りした。誘致の是非を問う住民投票を目指す市民団体「カジノの是非を決める横浜市民の会」は、住民投票のための条例制定を林市長に直接請求する署名集めを、九月をめどに延期している。(杉戸祐子)

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