コウノトリのひな 2羽誕生 来月下旬に巣立ちか 愛称を募集 

2020年6月10日 07時07分

巣塔の上で頭をのぞかせるコウノトリのひな=小山市で(テレビ小山放送提供)

 栃木県小山市は、同市のラムサール条約登録湿地の渡良瀬遊水地に定着しているコウノトリのつがいから、ひな二羽が誕生したと発表した。二〇〇五年に兵庫県で野生復帰事業が始まって以来、東日本での野外繁殖は初めてという。
 つがいは千葉県野田市で放鳥された四歳の雄「ひかる」と、徳島県鳴門市生まれの二歳の雌「歌(うた)」。
 ひかるは一八年二月ごろから同遊水地に定着。歌は昨年八月に続き、今年三月に飛来してカップルになった。四月下旬ごろから、高さ一二・五メートルの人工巣塔の上で交代で抱卵するような行動を見せていた。
 地元ケーブルテレビの「テレビ小山放送」が今月六日にひな一羽の撮影に成功。兵庫県立コウノトリの郷公園に映像を送り、ひなの誕生が確認された。七日にはひなが二羽いることが分かった。七月下旬ごろには巣立つ見込み。
 「渡良瀬遊水地見守り隊」メンバーの平田政吉さん(72)は「二羽も生まれて感激だ。子育ての環境が良い証拠で、これからが楽しみ」と声を弾ませていた。
 市はホームページでひなの愛称を募集している。今月末まで。性別の判明後、七月中旬ごろに命名式を行う予定という。(小川直人)

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