<新型コロナ>横浜市立3動物園再開 検温やガラス接触防止など対策

2020年6月12日 07時22分

インドゾウに見入る来園者ら=いずれも横浜市旭区のよこはま動物園ズーラシアで


 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い二月末から休園していた横浜市立動物園三園が十一日、営業を再開した。来園者の検温や消毒などの感染対策がとられる中、待ちわびた親子連れや動物ファンらが軽やかな足取りで園内を巡った。(杉戸祐子)
 旭区のよこはま動物園ズーラシア。人気のインドゾウの前には開園直後から来園者が詰め掛けた。手を振る幼児、望遠レンズで撮影する愛好家。「ゾウさん、会いたかった!」「待っててくれたかな?」。親子連れの会話も弾んでいた。
 感染防止対策として、入り口ではフェースシールドを着用した職員が、来園者の検温や手指の消毒をした。ホッキョクグマなどガラス越しに見る展示場では来園者がガラスを触らないように手前にバーを設置した。当面は五千人をめどに入場制限を行う。

ホッキョクグマの展示場では、来園者はガラスから離れて観察していた

 動物が驚かないよう、一週間前から園内放送を流して慣れさせる準備もした。再開初日の来場者数は約千三百人。村田浩一園長(68)は「休園中、動物園の存在意義を改めて考えた。人と動物、自然の関わりの大切さを直接交流しながら知ってもらえたら」と話した。
 年間パスポートで訪れるほどゾウが好きな青葉区の保育園児甲斐朱里(あかり)さん(6つ)は「元気にいっぱい食べてる」と喜んだ。母保香(やすか)さん(35)は「休園中もずっと『いつ行ける?』と聞かれていた。うれしそうで本当に良かった」。保土ケ谷区の会社員宇都宮進航(しんご)さん(26)は生後七カ月の長女紗良(さら)ちゃんを抱っこした妻華蓮(かれん)さん(29)と開園三十分前から入り口に並び、「大きな動物を早く見せたかった」と笑顔で話した。
 他に再開したのは西区の野毛山動物園と金沢区の金沢動物園。野毛山は六月末まで月曜定休に加え、土日も密集防止のため休園。金沢(月曜定休)とズーラシア(火曜定休)は通常通り営業する。

関連キーワード

PR情報

神奈川の最新ニュース

記事一覧