服部克久さん死去 「昴」「駅」など編曲

2020年6月12日 08時13分


 テレビ草創期から番組を音楽で彩り、ヒット曲のアレンジなど延べ約六万曲分の譜面を生み出した作編曲家の服部克久(はっとりかつひさ)さんが十一日、心不全のため死去した。八十三歳。東京都出身。
 パリ国立高等音楽院に留学後、父で作曲家の服部良一さんと同じ大衆音楽の道へ。初仕事は一九五九年、ダークダックスが歌う日本民謡をフランス歌曲風に編曲した。六四年開始のフジテレビ「ミュージックフェア」で編曲を長く担当。八〇年には山口百恵さんの引退公演の音楽監督を務めた。谷村新司さんの「昴(すばる)」では雄大さを出そうとイントロにホルンを使い、竹内まりやさんの「駅」では弦楽器を効果的に使うなど、名曲の編曲を多数手掛けた。
 作曲した代表作にTBS系ドキュメンタリー番組「新世界紀行」(八七〜九二年)のテーマ曲「自由の大地」、「ザ・ベストテン」のテーマ曲など。自作を思い通りに編曲プロデュースするアルバム「音楽畑」シリーズはライフワークだった。

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