地元タマネギ食べてね 市内若手農家ら市に寄贈

2020年6月13日 06時59分

小林市長(左)にタマネギを手渡す川里賢太郎さん(中)ら=小平市役所で

 小平市内の若手農家ら約八十人でつくるJA東京むさし小平地区青壮年部が十二日、国の食育月間に合わせ、地場産のタマネギ約五トンを市に寄付した。市立小学校の全児童約一万人に、一人一個ずつ配る。青壮年部長の川里賢太郎さん(48)は「食育に役立ててほしい」と話している。(林朋実)
 市は地元の農産物を学校給食に積極的に取り入れており、二〇一九年度は小中学校の給食で食材に占める割合が30%を超えた。中でも近年、青壮年部が給食向けに、生産に力を入れているのが幅広く使えるタマネギ。花卉(かき)農家が種から苗まで、その先を野菜農家が栽培する分業制を取り入れるなど工夫を重ね、昨年は市内の農家が十四トンを供給した。
 今年も収穫期を迎えた五月から供給が本格化するはずだった。しかし学校はコロナの影響で休校となり、給食のない期間が続き、市内では十五日にようやく再開される。そこで「長く地場産野菜に触れる機会がなかった子どもたちに家庭で楽しんでほしい」(川里さん)とプレゼントを企画した。
 この日は川里さんらが市役所を訪れ、小林正則市長に箱入りのタマネギを手渡した。小林市長は「皆さんの農業への熱意を感じた。市もできるだけ協力していきたい」と話した。子どもたちには、農家の取り組みへの理解を深めてもらうため、栽培過程を説明したプリントも合わせて配るという。

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