マイクにカバー、店内に扇風機… カラオケ、ゲームセンターが再開

2020年6月13日 07時48分

「カラオケまねきねこ」では、マイクにカバーとシールドを付ける対策も=東京都新宿区で

 「東京アラート」が十一日夜に解除され、休業要請の緩和措置が第三段階「ステップ3」に移行した十二日、カラオケ店などはそれぞれ対策を取り、営業を再開。「緩めるのはまだ早い」「長い自粛だった」と、不安と安堵(あんど)の声が上がった。
 「カラオケまねきねこ」は、全国五百九店舗のうち七十三店舗が東京都にあり、全体の売り上げの約20%を占める。四月三日から営業を停止していた新宿区の新宿西口店では人工知能(AI)が自動で客の体温を計測する機械を設置して再開。マイクにカバーやシールドを付ける工夫も施した。
 カラオケは三密のリスクが高く、札幌市では感染拡大の原因の一つとされた。グループでカラオケまねきねこを運営するコシダカホールディングスの小室昌彦IR広報室長は「お客さんも不安はあると思う。良い取り組みがあれば取り入れたい」と話した。

休業要請の緩和措置で営業を再開した「高田馬場ゲーセンミカド」。従業員がゲーム機を定期的に消毒などし、感染症対策を徹底していた

 新宿区のゲームセンター「ゲーセンミカド」には、午前十時の営業再開前から愛好家ら約十人がマスク姿で集まり、手を消毒して入店後、ゲームを楽しんだ。店は換気のために窓が開放され、複数の扇風機が稼働。遊び終わったゲーム台を従業員が消毒して回った。
 店の運営に携わる深町泰志さん(46)は「休業の二カ月は本当に長かった。お客さんがこうして足を運んでくれ、うれしい」と感慨深げに話す。
 ビジネスマンが行き交うJR新橋駅前。不動産業を営む岡常太郎さん(67)は、ステップ3への移行に「これ以上、休業や自粛を強いるのは難しいので仕方がない」と理解を示す。一方、通勤で駅を使う会社員井上岳人さん(51)は「緩めるのはまだ早いのでは」と不安げ。「感染拡大の第二波が来て、東京五輪開催などに影響が出ないか心配」と話した。

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