心臓移植予定の実習生が武漢へ 中国のチャーター機で帰国

2020年6月13日 14時29分

人工心臓を装着した状態のまま中国・武漢へのチャーター機に搭乗する女性(中)ら=12日、中部国際空港で

 技能実習生として来日中に重い心臓病を患い、藤田医科大病院(愛知県豊明市)で闘病してきた中国人女性(24)が十二日、心臓移植手術を受けるため、中部国際空港から中国当局が手配したチャーター機で帰国した。女性は心臓外科の先進医療で知られる中国・武漢の病院に入院し、移植の日を待つ。
 「巨細胞性心筋炎」という、まれな心臓病を発症し、昨年から血液を体外で循環させる人工心臓をつけて入院していた。新型コロナウイルス感染拡大の中でもリハビリを続け、歩けるほどに回復した。関わった医師や看護師ら約三十人の見送りを受け、女性は「頑張って病気を治します」と笑顔で病院を出た。
 日中間の渡航制限は続いているが、在名古屋中国総領事館が中国南方航空に働き掛け、チャーター機の運航が実現した。
 空港では、女性の乗った救急車が機体に横付けされ、藤田医科大病院心臓血管外科の高味良行教授(55)らが付き添って機内へ。武漢から迎えに来た華中科技大付属協和医院の医師らに引き継いだ。 (安藤孝憲、成田嵩憲)

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