ようこそ!マイホームタウン 杉咲花 × 奥渋

2017年8月23日 09時00分

今月の街先案内人

今回のゲストは、いま最もホットな若手女優の杉咲 花さん。
東京新聞のイメージキャラクターも務める彼女に、お気に入りの街である渋谷の中でも"奥渋"を紹介していただきました。

役作りを意識しすぎると、なんだか嘘が混ざってしまうような気がするんです。

プライベートでもよく訪れていた渋谷のミニシアター、アップリンクにて。

 第40回 日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞し、話題作にも続々と登場している杉咲 花さん。今最も旬な若手女優である彼女に、仕事に関する心構えやお気に入りの街について伺います。今回はプライベートでも訪れているというお気に入りの映画館にて、独占インタビューをさせていただきました。

演技をする上で意識しているのは、なるべくフラットで望むことだという杉咲さん。

普段はどんな映画を好んで観られるんでしょうか?
「ジャンルにこだわりはないですね。そもそも、小さい頃は根っからのテレビっ子だったので、映画はあまり観ていなかったんです。女優を目指したきっかけも、テレビで志田未来さんの演技に魅了されたからです。でも、自分が女優として映画に出演させていただいたとき、"映画" というものを改めて意識するようになりました。
 それからは、幅広くいろんな作品を観るようになりました。とはいえ個人的な好みでいえば、ヒューマンドラマ系の作品が好きです。」

映画や演技について語る表情は、女優というよりももうすぐ20歳を迎える普通の女の子に様に自然体。

演技をされるうえで心がけていることってありますか?
「現場ではなるべくフラットでいようとしています。もちろんいただいた台本を読み込んで、シチュエーションもセリフも全部覚えていきますが、本番のときに一度全部リセットするというのでしょうか。
 自分は台本を読んでいるので、当然ながら先の展開を知っている。でもそれを意識して演技をすると、どうしても計算してしまいそうになるんです。次の相手のセリフの後に、自分はこういう感情でこういうリアクションをするんだ、と身構えてしまう。
 そこには、なんだか嘘が混ざってしまうような気がしてしまって。
 映画の中の登場人物は、先の展開を知らないはずなんです。
 だから、なるべく自分が演じる人物の気持ちをフラットに表現できるよう意識しています。」

時間を作って劇場まで足を運ぶ "映画" は、やはり特別なものに感じるのだそう。

俳優としても声のお仕事をするとしても、演技するうえであまり違いは意識していません。

芸術性が高かったり、メッセージ性が強い映画はミニシアターでしか観れないため、劇場におかれたチラシはこまかくチェック!

これまでのお仕事のなかで印象的なものやターニングポイントになったものという作品はありますか?
 「正直、まだ自分が "女優" であることに対して自信を持てていないので、作品に対しては常に勉強しながらという感じです。
 ただ、今の事務所にオーディションで合格したときは嬉しかったです。憧れの方と同じ事務所に所属できたという意味では、私のスタートラインだと思っています。とにかく今は、自分がやりたいことをやれているということは、とても幸せだと思っています。ただ、自分の中の課題が山積み状態なので、それを一つずつ消化していくことが大切だと思っています。」

高級住宅街である松濤にほど近いので、都心でありながら閑静な雰囲気を持つ奥渋。

声のお仕事もされていますが、通常の演技と声だけで演技するのでは、何か違いはありますか?
 「通常は役柄に合わせて衣装やメイクをしていただいて演技をするのですが、アフレコは私服ですし、録音スタジオでの収録になるので環境の違いはあります。ただ、演じるうえでの意識に違いはないですね。今まで通りのアプローチで演じるようにしています。」

「代々木公園が近いので、天気が良ければお休みのときのお散歩コースとしてオススメです」

東京新聞のイメージキャラクターを務めて、まわりから反響はありましたか?
 「ありました。CMの後はいろんな方から声をかけていただきましたし、何より自分の家に、東京新聞の「ためしよみ」のハガキが届くんです(笑)。
 自分の元に自分のハガキが届くので、とても新鮮が気持ちになりました。
 そのハガキを見た友人からも、『届いたよ~』って連絡がきます(笑)」

「奥渋は静かですけど、お洒落なスポットが多くてお気に入りのエリアです」

映画だったり、洋服だったり、雑貨だったり…自分が好きなものを確認できる街。

 渋谷には新しいものや珍しいものなど、いろんなものが集まっていますよね。
 本来の私は出不精なので、オフの日はあまり外出しないのですが、映画を観に行くのと、服を買いに行くこと、それと大好きな "かき氷" を食べにいくためには外出します(笑)。
 そんなときに、渋谷はとても便利なスポットなんです。例えば映画にしても大手のシネコンから単館系のミニシアターまで幅広く選べますし、洋服や雑貨にしても、いろんなタイプのお店がたくさんあります。
 自分が心惹かれるモノに出会うと、なんだか嬉しいですよね。そして、改めて自分の好みを再確認しているというイメージがあります。
 ただ "若者の街" という面もつよいので、慌ただしかったり騒がしい雰囲気が苦手な私は、人混みの少ない "奥渋" エリアがお気に入りです。奥渋側には、Bunkamuraやアップリンクといったミニシアターもあるので、自然と足を運んでいるのかもしれません。
 それに代々木公園も近くて、緑に触れることもできるので、オフでの気分転換には丁度いい街なんです。
写真:ボクダ茂

◇奥渋図鑑 杉咲さんオススメスポット

1)Bunkamura ル・シネマ
複合文化施設Bunkamura内にある二つの映画館でル・シネマ 1、ル・シネマ 2。最新鋭のデジタル映写システムも完備したハイグレードなミニシアターです。上映作品も上品なものが多めだと思います。
住所: 東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 TEL: 03-3477-9111(代表)
2)和 kitchen かんな(三軒茶屋店)
渋谷からほど近くの三軒茶屋にあるかき氷が有名なお店。NHKの連続テレビ小説に出演しているときには、何度か通っていました。優しい甘さの手作りシロップは色合いも個性的で絶品です。
住所: 東京都世田谷区下馬2丁目43-10 TEL: 03-6453-2737
3)番外編 氷屋ぴぃす
渋谷からは離れていますけど、私が大好きなお店なので番外編としてご紹介。吉祥寺にあるかき氷の超人気店です。いつ行っても行列を覚悟しないといけませんが、並んででも食べる価値ありです!
住所: 東京都武蔵野市吉祥寺南町 1-9-9 吉祥寺じぞうビル 1F
4)撮影協力 UPLINK
今回インタビューでお邪魔した、奥渋にあるミニシアター。個性的な上映作品が多くて、映画マニアなら一度は入ったことがあるくらい有名な劇場です。私もプライベートでお世話になっています。
住所: 東京都渋谷区宇田川町 37-18 トツネビル 1階 TEL: 03-6825-5503
■関連リンク https://www.uplink.co.jp/

◇PROFILE
杉咲 花 (すぎさき はな) 1997年10月2日まれ、東京都出身。
味の素「Cook Do」のCMで「回鍋肉を食べる少女」として話題になる。2016年、NHK 連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインの妹美子を演じ、映画『湯を沸かすほど熱い愛』では、第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめ、報知映画賞やブルーリボン、キネマ旬報ベストテンなど数多くの映画賞を受賞。

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