サッカーなでしこ籾木、視覚障害者の子らとオンライン交流

2020年6月14日 07時03分

子どもたちにオンラインで語りかけるサッカー女子日本代表の籾木結花=5月23日(日本ブラインドサッカー協会提供)

 日本ブラインドサッカー協会が視覚障害のある子どもたちに「将来像との出会い」などを提供しようと定期開催しているオンライン企画を通し、ゲストとして招かれた選手らが大きな刺激を受けている。
 サッカー米女子プロリーグNWSLのレインに移籍した日本代表「なでしこジャパン」の籾木(もみき)結花はその一人。渡米前だった5月下旬に参加。小柄な身長153センチでどう戦うかなどを語り、ブラインドサッカー体験のある子どもらから「小さな体で不利なことは」「投げ出したいと思ったことは」と質問を受けながら交流した。
 「何が起きるか分からないことへの挑戦は、見えないことに怖さも感じるという点でみんなと同じ」。初の海外移籍に挑む自らの境遇に重ね、「頑張るみんなの姿を見て少しでも活躍を伝えたいと思った」と語った。
 籾木は以前に参加したブラインドサッカーの体験会で得たものも口にする。視覚情報のない中での経験を通し「普段、自分たちはどれだけ本当にコミュニケーションが取れているのかと思った。少し目線を合わせたりするだけでも、もっとうまく伝えられることがたくさんあるはず」と日常に生かしているという。
 同協会はコロナ禍で活動が制限される子どもらに向け、特別支援学校の教諭からパラリンピアンまでオンラインで招いてきた。ゲストの一人で、視覚障害(弱視)でも果敢にラグビーに挑み、ブラインドラグビーでは日本代表の神谷考柄(こうへい)主将は「自分は怖さを感じずに生きてきたが、やはり怖さはみんな感じるもの。そういう気持ちを持つことで、自分もまた新たな道が開けたりするかもしれない」。ブラインドラグビーの普及を目指すという。 (上條憲也)

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