ようこそ!マイホームタウン 原田龍二 × 浦和

2017年6月28日 09時00分

今月の街先案内人

今回のゲストは俳優の原田龍二さん。ドキュメンタリー番組で海外の未開の地へ訪れたり、バスで全国の温泉を巡ったりと、俳優以外の活動でも活躍する原田さんに、地元 "浦和" の魅力を語っていただきました。

未開の土地に滞在すると、今とはまったく違う価値観をもつようになります。

原田さんの後ろには埼玉県のマスコット、コバトンが。インタビューは埼玉県庁の敷地内にあるコバトンカフェで行われました。

 ドラマ『水戸黄門』で 5代目佐々木助三郎として長年人気を博してきた俳優の原田龍二さん。ドキュメンタリー番組やバラエティ番組でも活躍し、禁断の「お盆芸」でお茶の間の話題をさらっていったのは記憶に新しいところですが、そんな原田さんにいろいろと伺ってみました。

写真はお店オススメのマルゲリータピザ。ランチとディナーではピザの生地の種類も使い分けていると本格派。

まず最初に、デビューのきっかけは何だったのでしょう?
「19歳の頃に渋谷でスカウトされたのがきっかけです。はじめは芸能界に興味がなかったのでお断りしていたのですが、先方の熱意にほだされて、挑戦してみることにしたんです。
 22歳でデビューして、コンスタントにお仕事をいただけていたんですが、如何せん演技の下地がありませんでしたから、求められたものを返せない。できないとやっぱり恥ずかしいじゃないですか。 だから『自分は役者は向いていないんじゃないか?』という葛藤が何年も続きました。役者としての自尊心を自覚できるようになったのは、10年後くらいからですね…」

ひとつひとつの質問に対して、すごく丁寧に応えてくれる原田さん。イメージ通りの誠実な人柄です。

それを克服するきっかけは何だったのでしょう?
「これ!といったきっかけではないんですが『世界ウルルン滞在記』という番組の存在は大きかったですね。いわゆる秘境とか未開の地と呼ばれるようなところを訪れて、現地の方と生活を共にするというドキュメンタリー番組なんですが、そこでの経験はこれまでの価値観を覆すことばかりでした。いろんなところで、そういった経験を重ねていくうちに、自分のなかでいろんなものが培われたという感じでしょうか?自分の人生というか、バックボーンが太くなったと思えます。
 その経験すべてが自分の演技に影響を与えているのは間違いないので、芝居を通して克服したというよりも、そういった経験を重ねる中で、徐々に自信をもてるようになったんだと思います。」

時代劇の楽しさを知ると、なかなか抜けられそうもありません。

県庁の敷地内にある広場でちょっと一休み。「緑が多い場所って、こころが安らぐというか、体によさそうだと思いませんか?」

これまでお仕事をされた中で特に印象に残っていることは何でしょう?
「いろいろあるんですけど、やっぱり未知の世界を知ることができた『ウルルン滞在記』をはじめとするドキュメンタリー系の撮影ですね。自分の価値観をひっくり返される体験というのは、それほど多くないと思いますから。それと、役者として印象に残っているのは、高倉健さんとご一緒させていただいたことですね。 映画『ホタル』で共演させていただいたんですけど、とても緊張しました。残念ながら亡くなられてしまったので、再共演することも叶いませんから…改めて貴重な体験だったんだと実感しています。」

浦和駅のすぐ近くでも、こんな落ち着いたお寺の参道が。「いろんな顔を見せてくれる街です。」

お仕事をされる際に意識していることはありますか?
「う~ん。実は僕は役者が一番楽だと感じているんです。冗談ではなくて、大変なのは現場のスタッフの方たちなんじゃないかと。だって、役者は照明を当ててもらえなければ、顔は真っ暗ですし、音声さんに声を拾ってもらえなければセリフも聞こえないわけでしょ? いろいろとやってもらって、はじめて成立する立場なわけです。だからスタッフを大切にしようという気持ちは常にもっています。あと、ファンの存在もありがたいです。応援していただいているからこそ、今の立場でいられる。そういう感謝の気持ちを忘れないようにしていますね。」

浦和といえばレッズ。J リーガーを目指す息子さんへの気遣いもあって浦和に移住されたそう。

今後の展望はありますか?
「やっぱり時代劇をやりたいという気持ちはあります。昨今は時代劇が少なくなってきてしまっているので…。時代劇は現代劇と違って、「さあ、やってみて」といわれてもできないんです。ただ刀を差して歩けばいいというわけでなく、時代にあった所作や当時の文化の背景から想像しなければいけないことがたくさんあります。その時代の人に見えないといけないわけですけど、江戸時代、安土桃山時代、戦国時代と、装束もカツラのスタイルも違いますから…。これまで培ったものを活かせる作品に出会えたら、役者としては嬉しいですよね。」

「普段歩いていないエリアもあるので、取材で歩くと新鮮な気持ちになりますね。」

自然豊かで、思わずインスタで自慢したくなる街です。

足立区出身で都会育ちの方が、わざわざ浦和に移住されるというのは珍しいパターンだと思いますが、何か特別な理由があったのでしょうか?
「19歳のときに足立区から浦和に引っ越してきて、その後京都に移り住んでいたんですけど、7年前に戻ってきました。
 東京よりも自然が豊かでアクセスも便利なところ、さらに勝手知ったる街ということで浦和がいいかなと。浦和は大きな公園が至る所にあるので、本当に自然と触れ合える街なんです。
でも、そもそもは前述の海外体験によるところも大きく影響しています。海外ロケでは未開の場所へいく機会が多かったのですが、そこで気づくのはやっぱり『自然の美しさ』なんです。だから、漠然と空気が美味しそうなところに惹かれるんでしょうね。
 それと、家庭をもって子育てということを考えたときに、上の息子がサッカーをやっているので、サッカーが身近にある街ということも大きな点でしたね。
 でも、海外での経験をせずにただ役者だけをやっていたら、やっぱり都会に住んでいただろうなぁ?と思うことはあります。」
原田さんからみて、浦和の魅力とはどんなところでしょう?
「う~ん。まず、空気が美味しいところかな。都会からも戻ってくると、やっぱり美味しいと感じますね。なんだか体に優しい感じがするんです。僕にとっては最高の街。僕のインスタを観ていただくとおわかりだと思うんですけど、とにかく浦和の自然を背景に撮影しているものばかり。それはなんでかというと、単純に自慢したいから(笑)。浦和の自然をみてくれー!という気持ちの表れだったりするんです。」
写真:ボクダ茂

◇浦和図鑑 原田さんオススメスポット

1)浦和 蒲焼 山崎屋
浦和で唯一江戸時代から続く老舗の鰻屋さんです。我が家もよくお邪魔しています。浦和は鰻の名産地でもあるので、ぜひお試しください。月曜日と火曜日が定休日なので、訪れる時は曜日をチェックすることを忘れずに。
住所: さいたま市浦和区仲町 1-10-8 TEL: 048-822-7116
時間: 11:30~14:00 17:00~20:00 月曜日・火曜日定休
2)やきとりの扇屋 東浦和店
家族でよく行くやきとり屋さんです。昔なつかしい屋台の雰囲気をそのままに、備長炭の香りと美味しい串焼きが楽しめます。昭和の香りに包まれていて、中高年の方が気軽に立ち寄れる雰囲気がいいですよね。
住所: さいたま市緑区大牧 1513 TEL: 048-712-5063 時間: 17:00~24:00
3)大崎公園
子供動物公園や遊具の宇宙ステーションなどがあり、一年を通して家族連れで楽しめる公園。浦和には他にも渡り鳥の休憩の場として有名なさぎ山記念公園や別所沼公園など、大きな公園がたくさんあるので、四季の移り変わりが楽しめます。
住所: さいたま市緑区大崎 3170-1 TEL: 048-878-2882
4)撮影協力 World Pizzeria KOBATON*CAFE
埼玉県庁の敷地内にあるカフェ。県のマスコット・コバトンを始め埼玉県内のご当地キャラクター「ゆる玉応援団」のグッズもたくさん取り揃えてあり、本格ピザが楽しめます。お昼時はとても混雑するので要注意!
住所: さいたま市浦和区高砂 3-13-3 衛生会館 1F TEL: 048-829-9227
■関連リンク http://www.kobatoncafe.com/

◇PROFILE
原田龍二(はらだりゅうじ) 1970年10月26日生まれ。東京都出身。
1992年7月TBS系「キライじゃないぜ」でデビュー。
1996年3月23日 日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。
近年の主なテレビドラマ出演作・「狩矢父娘シリーズ」「相棒 season15」「水戸黄門スペシャル」など多数。
近年の主な映画出演作・2014年
「キカイダー REBOOT」「相棒 ー劇場版ー II」「交渉人 THE MOVIE」
■レギュラー
旅番組 「日本の旬を行く!路線バスの旅」準レギュラー(BS-TBS)
「5時に夢中!」金曜日 MC(TOKYO MX)

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