<新型コロナ>マスクでつながる善意の輪 八王子の商店主ら障害児通所施設に380枚寄贈

2020年6月17日 06時28分

市民から寄せられたマスク=八王子市で

 八王子市内の個人商店主らの間で、未使用のマスクを募る運動が広がっている。新型コロナ感染予防のため、マスク着用の生活が続く中、二人の店主が「必要としている人に届けたい」と発案し、先月下旬に始めると、約三週間で協力店は約九十店に拡大した。これまでに市民などから七百枚以上のマスクが寄せられ、第一弾として市内の障害児通所施設に約三百八十枚を寄付した。 (布施谷航)
 運動を始めたのは、フレンチバー「SCENE」の吉見直高さん(44)と、靴店「GOZOVATION」の福士公輔さん(53)。
 各地で同様の動きがあるのを知り、八王子でも展開しようと計画した。「未使用のマスクを持っている皆さま」「掲示している店舗へお持ち込みください」と寄付を呼び掛ける店頭用のポスターを製作。会員制交流サイト(SNS)を中心に協力店を募ったところ、呉服店や雑貨店、飲食店などさまざまな店主が応じ、ポスターを受け取って運動に加わった。「地元の店に配る」と十枚持ち帰った商店会長もいたという。

マスクの提供を呼び掛けるポスター

 運動が進むにつれ、市民から「寄付したい」との問い合わせも増えた。協力店には、買い置きを持参したという使い捨てマスクや、政府が全戸配布した布製のマスクなどが続々と集まっている。
 吉見さんは反響の大きさに驚き「コロナでみんな苦しい思いをしている。だけど、こんな時だからこそ市民の善意を感じることができた」と話した。

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