朔太郎像から本人朗読の声 館外でAR活用して展示 文学館

2020年6月18日 07時05分

専用のアプリでスマホを向けると、音声が流れ詩が映し出される=前橋市で

 前橋市千代田町の前橋文学館は、新型コロナウイルス感染症を予防する観点から入館者を制限する中、スマートフォンのカメラを館外の近くにある物に向けると、詩に関連する画像や音声が出る「拡張現実(AR)」の技術を利用した取り組みを始めた。
 同館前の萩原朔太郎像と、近くの萩原朔太郎記念館横にある郵便ポストにそれぞれ仕掛けを設置。展示はスマホに専用のアプリ「ココアル2」を無料でダウンロードし、アプリを起動した状態でカメラを像やポストに向けると作動する。
 朔太郎像は、作品の詩「沼沢(しょうたく)地方」を本人が朗読した音声に合わせ、画面上に詩が映し出される。郵便ポストは作品の詩「郵便局の窓口で」に合わせ、音楽が流れる。展示は常設で、日没まで楽しめる。
 同館は「詩を通して言葉に気軽に触れられる場所をつくりたいと企画した。朔太郎の肉声は資料としても珍しく、新鮮な印象を受ける。今後は文学館の周辺でARを使った展示を広げられたら」と話した。
 同館は現在は事前予約制で、入館の時間や人数を制限中。入館時に検温して体調を聞き取る。問い合わせは同館=電027(235)8011=へ。(市川勘太郎)

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