大学共通テスト延期せず 協議会了承 学習遅れ、追試可能

2020年6月18日 07時57分
 文部科学省は十七日、来年初めて行われる大学入学共通テストを予定通り一月十六、十七両日に実施する案が、高校、大学関係者らによる協議会でおおむね了承されたと発表した。本試験の二週間後に追試験を行い、新型コロナウイルスによる長期休校で学習が遅れた生徒も受験できるようにする。追試験会場も大幅に増やし、四十七都道府県に設ける。
 文科省は今月中に、日程などを含む大学入学者選抜実施要項を公表する。総合型選抜(旧AO入試)の出願開始は九月一日から二週間繰り下げる。学校推薦型選抜(旧推薦入試)の出願は予定通り十一月一日から。共通テスト後に各大学が行う試験日程も変更しない。
 大学の個別試験の出題範囲については、文科省は各大学に対し、高三で履修することの多い科目の選択問題を設定し、「発展的な学習内容」から出題しないなどの工夫を強く求めた。
 共通テストを巡り、全国高等学校長協会は日程を一カ月程度遅らせるよう求める要望書をまとめたが、文科省は「私立高の意向が十分に反映されていない」として受け取りを拒んでいた。一方、多くの大学は会場確保や一般選抜との日程調整が困難として、予定通りの実施を求めていた。 (土門哲雄)

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