候補第一声 守る現職VS攻める新人 コロナ対策訴え 温度差

2020年6月19日 09時43分

東京都知事選が告示され、候補者の第一声を聞く有権者ら=18日、東京都内で、本社ヘリ「まなづる」から

 十八日に告示された東京都知事選の主な候補の第一声では、全員が新型コロナウイルス対策に多くの時間を割いた。ただ、守る現職と攻める新人では取り上げ方に差が出た。小池百合子氏が公約の数ある柱の一つと位置付けたのに対し、新人四人は訴えの軸に据えて小池都政への批判も展開した。もう一つの争点になっている東京五輪・パラリンピック開催の是非には、触れない候補もいた。 (横山大輔、井上峻輔、岡本太)
 「柱の最初は何と言っても喫緊の課題であるコロナ対策に尽きる」
 小池氏は都庁内で記者団に語り、コロナ対策から公約の説明を始めた。ただ、医療体制の強化などの感染対策の具体策は短時間にとどめた。その後はデジタル化や女性活躍推進、行財政改革を列挙。現職らしく各政策分野へ目配りした。
 新人四人はコロナを軸に訴えを展開した。山本太郎氏は四十一分余の第一声の大半を使い「皆さんにもう一度十万円を給付し、コロナで受けた損失をカバーしたい」と提案。立花孝志氏も訴えの多くを費やした。
 コロナ対応を巡る小池氏への批判も目立った。宇都宮健児氏は「小池氏はパフォーマンスはしっかりやっていると映るかもしれないが、実際の対策は真逆だ」と指摘。小野泰輔氏は「感染者の押さえ込みが一番うまくいっていないのが東京だ」と切り捨てた。
 東京五輪については、小池氏は第一声の終盤で「都民の理解が得られる形で進めていきたい」と淡泊に触れた。小野、立花両氏は再延期の立場だが、第一声では都政批判に主眼を置き、五輪に言及しなかった。山本氏は約三分に渡って中止を訴えた。宇都宮氏も中止の検討に触れた。

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