GPSで配布先や日時を特定か 東京地検、河井夫妻のスマホを分析

2020年6月20日 07時15分

河井克行前法相(左)、河井案里参院議員(右)

 昨年七月の参院選を巡る公選法違反事件で、同法違反(買収)容疑で逮捕された前法相河井克行容疑者夫妻のスマートフォンに、地元議員らの自宅や事務所に立ち寄ったとみられる衛星利用測位システム(GPS)情報が残されていたことが、関係者への取材で分かった。
 東京地検特捜部は、克行前法相と妻で参院議員の案里容疑者のスマホを押収。克行前法相のパソコンにあった現金配布先とみられるリストとGPS情報を突き合わせ、夫妻が現金を配ったとされる場所や日時の特定を進めている。
 特捜部は十九日、広島市内にある夫妻の自宅とそれぞれの地元事務所を家宅捜索。東京地裁は同日、夫妻の勾留を二十八日まで十日間認める決定をした。
 夫妻は十八日、案里議員が参院選への初出馬を表明した昨年三月から八月にかけ、広島県内の地元議員や首長ら九十四人に計約二千五百七十万円を渡したとして逮捕された。
 弁護人によると、克行前法相は「不正な行為はしていない」、案里議員は「違法な行為をした覚えはない」と否認している。
 関係者によると、現金配布先とみられるリストには、地元議員らの名前や金額、日付が記入されていた。ある広島県議は本紙の取材に、検事から克行前法相のGPS情報により訪問を受けた場所と日時が特定できていると告げられた上、「現金を受け取ったか」と追及されたと証言した。

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