檜原村出身、レコード大賞受賞の作曲家・桧原さとしさん 心に残る、故郷の歌完成

2020年6月20日 07時07分
 檜原村出身で、日本レコード大賞作曲賞を受賞したことがある作曲家の桧原(ひのきばら)さとしさん(70)=写真=が村を舞台にした歌「檜原忘れ路(じ)」を完成させた。CD発売を記念して19日、村を訪れ、150枚を寄贈した。「故郷の歌を作曲するのは初めて。心に残る作品になる」と喜んでいる。 (布施谷航)
 一昨年、村の夏祭りに参加した際、坂本義次村長から持ち掛けられたのがきっかけで、桧原さんは曲づくりに着手した。「さらりとした清らかなイメージ」で作曲したという。
 共に楽曲を手掛けてきた保岡直樹さんに作詞を任せ、「秋川渓谷」「神戸(かのと)岩」「数馬の湯」など、自然豊かな故郷を代表する名所を盛り込んでもらった。歌は「ご当地ソングの女王」と称される水森かおりさんに依頼した。
 水森さんが歌を吹き込んだのは4月上旬。コロナ禍の中での作業となり、桧原さんをはじめ、関係者はマスクを着用するなど感染対策を徹底して作業を進めた。今月17日にCD発売にこぎ着けることができ、桧原さんは「なんとか完成させられた」と、ほっとした表情を見せる。
 桧原さんは19日、村福祉センターで寄贈式に臨み「自分の故郷となると、簡単には曲に仕上げることができなかった。村から離れた人に聞いてもらい、思い出してもらえればうれしい」と話した。
 「檜原忘れ路」は「瀬戸内 小豆島」のカップリング曲で、CDは徳間ジャパンから発売。定価は1227円(税抜き)。
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 桧原さんは同村柏木野出身。歌手を目指して村を離れ、1985年ごろ歌謡曲や演歌の作曲家に転身した。95年、長山洋子さんが歌った「捨てられて」で日本レコード大賞の作曲賞を受賞した。

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