<都知事選 わたしたちの一票>うそなく、庶民的な人に 演歌師・岡大介(たいすけ)さん(41)

2020年6月20日 07時11分
 空き缶で作った「カンカラ三線(さんしん)」で社会風刺する「演歌」(演説歌)を歌っています。舞台にしている居酒屋や演芸場の休業で四、五月は、ほとんど仕事がありませんでした。♪飲み屋のあかりがなくなった 俺の仕事がなくなった−。新作がどんどんできました。
 自粛は仕方ないにせよ、東京五輪の延期が決まってから突然、言い出されたことに腹が立つ。何でもっと早く言わなかったのか。深刻なことを分かっていながら隠していたんじゃないかと思ってしまう。
 お世話になっていた居酒屋さんがつぶれました。昨年、四十周年を祝ったばかりだったのに、家賃の負担に耐えられなかったようです。五輪は中止して、困っている人たちの支援に回すべきでしょう。今、五輪が開催できるかどうかの心配をしているなんて、庶民の感覚とかけ離れている。
 知事になってほしいのはうそのない人、庶民の目線を持った人、隠し事をしない人。話がうまいだけで、何も自分で決められない人もだめですね。
 二十代、代々木公園でストリートライブをして、いろいろな人と出会い、今の仕事につながった。「ヘブンアーティスト」の制度を考え直してほしい。公園などで演奏するには都の審査に合格しないといけないのは、若者の可能性を奪っていると思う。自由民権運動から生まれた明治、大正の演歌師たちは、自由に路上で歌っていました。昔は自由にできたことが、今はだめなんておかしいですよ。
   ◇
 都知事選の有権者は過去最多の約千百四十六万九千人。皆さんに、一票への思いを語っていただきます。

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