「買収資金は公金?」野党質問を自民が遮る 河井夫妻逮捕

2020年6月20日 07時14分
 衆院法務委員会の理事懇談会で十九日、自民党を離党した河井克行前法相と妻の案里参院議員が公選法違反(買収)の疑いで逮捕された事件に関し、野党側が買収資金の原資に公金が使われた可能性を法務省に確認しようとして、松島みどり委員長(自民)らに遮られたことが分かった。野党筆頭理事の階猛(しなたけし)氏(無所属)が明らかにした。野党は自民党が真相究明を妨害したと批判を強めている。
 階氏は理事懇で、自民党本部が昨年七月の参院選で河井夫妻の陣営に一億五千万円を提供したことを踏まえ「公金である政党交付金の一部が買収資金に使われたのか」と、事件の説明のため出席した法務省担当者に聞いた。
 松島氏と与党筆頭理事の葉梨康弘氏(自民)は「この場で議論するべきではない」と発言。担当者が階氏の質問に答えないまま、理事懇は終了した。
 階氏は理事懇後「質問を遮るより、しっかり調べて答えるべきだ。説明責任は自民党全体に求められている」と、松島氏らの対応を批判した。松島氏は本紙の取材に、質問を遮ったのは「理事懇は捜査内容を一つずつ点検する場ではない、という趣旨だ」と答えた。
 事件に関する法務省への説明聴取はこの日、衆参両院の法務委理事懇で行われた。 (大野暢子)

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