共通テストに「第2日程」 学習遅れ現役高校生対象

2020年6月20日 09時03分
 文部科学省は十九日、本年度実施の入試について基本的な事項を示す「大学入学者選抜実施要項」をまとめ、全国の国公私立大などに通知した。新型コロナウイルスによる休校長期化を踏まえ、大学入学共通テストの試験日に予定通りの「第一日程」に加え、二週間後の「第二日程」を設けた。現役高校生は学習遅れを理由に、第二日程を選択できる。今後、どのような条件なら第二日程を選べるのか、詳細を詰める。浪人生ら既卒者は第二日程に出願できない。
 共通テストの第一日程は来年一月十六、十七日。第二日程は全都道府県に会場を置き、二週間後の同三十、三十一日に実施する。受験準備が間に合わない高校生は、出願時にどちらかの日程を選ぶ。体調不良などやむを得ない事情で第一日程を受験できなかった時は、第二日程を受験。第二日程を受験できなかった人のため、追試験を二月十三、十四日に行う。第二日程出願の要件は、大学入試センターが取りまとめる。
 今年九月一日に始まる予定だった総合型選抜(AO入試から改称)の出願は二週間延期され、同十五日以降となった。十一月一日開始の学校推薦型選抜(推薦入試から改称)の出願と、来年二月一日以降の一般選抜は当初の予定通り実施する。
 文科省は大学側に、個別試験でも複数の試験日程を設けることや、出題範囲を限定するよう要請。試験会場で「三密」を避けるためのガイドラインも作った。試験室には収容定員の半分程度しか入れないことや、受験生に昼食持参を求めることといった対策を示した。
 萩生田光一文科相は十九日の記者会見で第二日程を選ぶ条件について「今、詳細を考えているが、基本的には(第二日程も)選ぶことを可能にしたい」と表明した。

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