河井克行前法相「買収の意図ない」 現金配布は政治活動と説明

2020年6月22日 07時52分

河井克行前法相(左)、河井案里参院議員(右)

 昨年七月の参院選を巡る買収事件で、公選法違反容疑で逮捕された前法相の河井克行容疑者(57)=自民を離党、衆院広島3区=が周囲に逮捕前、地元議員らへの現金配布は認めた上で、「地盤固めのためだった。買収の意図はない」と説明していたことが、関係者への取材で分かった。
 弁護人によると、克行前法相は東京地検特捜部の調べに「不正な行為はしていない」と容疑を否認。特捜部は、克行前法相が票の取りまとめを依頼する趣旨で現金を配ったとみている。
 克行前法相の妻で参院議員の案里容疑者(46)=自民を離党、広島選挙区=が参院選への初出馬を表明した昨年三月から八月にかけ、克行前法相と案里議員は広島県内の地元議員や首長、後援会関係者ら九十四人に計約二千五百七十万円を渡したとして逮捕された。案里議員が現金を渡したのは五人で、大半は克行前法相が配ったとされる。関係者によると、克行前法相は昨年の統一地方選の前後に、県議や広島市議らに現金を配ったことがあると周囲に説明。趣旨について「統一選の『陣中見舞い』や『当選祝い』だ。政治活動の一環にすぎない」と違法性はないと強調していたという。
 一方、案里議員の弁護人によると、特捜部の調べに案里議員は「違法な行為をした覚えはない」と否認しているという。

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