剱沢幻視行 山恋いの記

剱沢幻視行
和田城志 著
1,870円 (本体価格1,700円)
ISBN 9784808309848
A5判 並製 368P
[在庫:有り]
最後の“怪物登山家”が語る風雪の峰々への限りない憧れと、
数々の戦いの記録
 ヒマラヤにおけるアルパインスタイルを初期から実践し、日本の伝統的な登山法と欧州のアルピニズ
ム的な登り方を融合した日本を代表する登山家の半世紀。
 その登山観を創り出し、支えたのは世界一の豪雪といわれる厳冬の剱岳、黒部での数々の経験だった。
とりわけ幻の剱沢大滝へと肉薄する姿は、山恋を超越して山に没頭する男の魂の叫びとなっている。剱岳や、ヒマラヤでのエピソードを豊富に紹介しながら、昭和の登山史、そこに挑んだ登山者たちの思いを綴り、「登山とはなにか」の答えにまで迫る。
 登山専門誌「岳人」に長期連載され、その簡潔で誠実、迫力ある登山報告や独自の登山論が注目を
集めた。知られざる厳冬期の剱岳と黒部渓谷の貴重な解説書でもある。
【著者紹介】
1949年、高知県生まれ。大阪市立大学出身。黒部峡谷の幻の剱沢大滝を見て登山に熱中。剱沢大滝初溯行。ゲントとランタンリルンに初登頂。剱沢積雪期溯行。先鋭的な登山法で、8000m峰のカンチェンジュンガ、ナンガ・パルバットなどに登山し、世界的な登山家として注目を浴びる。滑落事故で、膝に致命的な障害を受けたが、怪我を克服して、冬の剱岳・黒部、ヒマラヤと鮮烈な登山を続け、日本の登山界を牽引してきた。