「集会空席 メディアのせい」 トランプ陣営が責任転嫁

2020年6月23日 07時42分

米南部オクラホマ州の集会で演説するトランプ大統領=TulsaWorld・AP

 【ワシントン=金杉貴雄】トランプ米大統領が二十日に南部オクラホマ州タルサで開いた大規模集会で会場の半分ほどが空席だったことについて、トランプ陣営は二十一日、新型コロナウイルスの感染拡大や抗議デモに関する報道で支持者が怖がったためだとの声明を発表した。デモ対応などで批判を浴び支持率が下落する中、大統領選に向け反転攻勢に出たいところだったがつまずく形となった。
 集会はトランプ氏が事前に「百万人が申し込んでいる」と豪語し、陣営も一万九千人収容の会場外にも人が詰め掛け、十万人が集まると予想していた。だが、実際は人が集まらず、トランプ氏は予定していた屋外でのあいさつを中止した。
 集会の参加者数について、米メディアは地元消防当局の集計で六千二百人だったと報じた。トランプ陣営は一万二千人だったと主張している。
 パースケール選対本部長は声明で、「フェイクニュースメディアが新型コロナウイルスや抗議デモのため、集会に行かないように警告した。家族や子供を連れてくる人々を怖がらせ、影響を与えた」と強調した。
 一方、米メディアは短編動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」ユーザーやKポップファンの間で、参加の意思がないのに申し込む動きが広がっていたと伝えた。陣営は、集会はチケット制ではなく会場への先着順のため、この動きが空席につながったとの見方を否定した。
 ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ氏は集会前、想定より参加者が少ないと聞いて驚き、実際に会場でスタンド席の上半分が空席ばかりなのを見て、スタッフを怒鳴り散らしたという。ツイッターには大勢の支持者が写った会場下半分の写真を掲載した。

PR情報

米大統領選2020の新着

記事一覧