公共施設利活用で連携 市とCF大手協定 事業化と資金調達

2020年6月24日 07時29分

協定書を手にする茂木英子市長(左)とキャンプファイヤーの加藤義隆本部長=安中市役所で

 安中市とクラウドファンディング(CF)運営大手「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」(東京都渋谷区)は二十三日、公共施設の利活用に関する協定を結んだ。未利用の施設を有効活用するため、事業内容の検討のほか、CFを用いて資金面で事業者に協力し、地域の再生や活性化につなげる。同社が公共施設の利活用をテーマに自治体と協定を結ぶのは初めて。
 市は北陸新幹線安中榛名駅前の「旧秋間みのりが丘コミュニティプラザ」(同市秋間みのりが丘)や、「旧国民宿舎裏妙義」(同市松井田町)など閉館が続く施設の利活用に向け、これまでも事業の調査と提案募集を行ってきた。だが資金面などから具体的な活用策や参画する民間事業者が決まらなかった。
 このため事業化と資金調達のノウハウが豊富な同社と連携し、CFの手法で事業のアイデアと資金をセットにして施設の課題解決に取り組む。当面は両施設が検討対象になる。
 協定では、公共施設等利活用推進会議を設置し、事業内容などを検討。七月に第一回会議を開く。市が意欲のある事業者に施設を提供または指定管理者に指定し、キャンプファイヤーがCF等で資金調達を支援する。利活用が進むことで、市は賃貸借の場合は家賃収入が見込めるほか、創業や新規雇用など産業振興、市民の憩いの場提供などが期待できるとしている。
 茂木英子市長は「民間の活力とノウハウを生かしたい。地域の新たな魅力になれば」と期待を込めた。同社金融事業統括本部の加藤義隆本部長は「資金調達だけでなく、市民や市外の人が事業に参画し、応援することにつながる。公共施設利活用は全国的な課題だが『安中モデル』をつくりたい」と抱負を語った。(石井宏昌)

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