紙芝居で伝える前橋空襲 終戦75年 8月8〜10日に企画展 前橋

2020年6月25日 07時25分
 八月に終戦と前橋空襲から七十五年を迎えるのに合わせ、戦争の悲惨さを伝える企画展「前橋空襲特集 地域から戦争を考える」が同八〜十日、前橋市三河町の市芸術文化れんが蔵で開かれる。前橋空襲を分かりやすく伝える紙芝居を制作しており、空襲の体験者も講演して平和の尊さを訴える。入場無料。
 前橋空襲は終戦直前の八月五日、計七百トンを超える爆弾が投下され、市街地の約八割が焦土となり、死者は六百人に近く、被災者は六万人以上とされる。企画展などは市民団体「前橋に“平和資料館”設立をめざす会」が毎年主催。会場では、前橋空襲を中心に写真パネルを常設展示する。
 八日は午後二時から、空襲を子どもたちが理解できるように紙芝居と朗読で紹介。九日午後二時から、前橋空襲の体験者三人が当時の状況を語る。十日は午後一時半から琴の演奏後、同二時から元群馬大講師の岩根承成さん(78)が「七十五年前の『前橋空襲』を考える」と題して講演する。
 企画展に先立つ八月二日には、新型コロナウイルス感染症の影響で三月末に開く予定だったが、延期していためざす会の学習会と総会を同市日吉町の市総合福祉会館で開く。参加無料。
 学習会は午前十時半から。まず渋川市の中沢守教育長が、校長を務めていた際に作成した平和教育のカリキュラムを現在も市内の学校で採用している状況を講演する。
 続いて、運営者の高齢化や財源不足で今年三月に閉館した前橋市住吉町の「あたご歴史資料館」の学芸員原田恒弘さん(82)が七年間の活動を報告する。
 問い合わせは、めざす会事務局長の浅尾剛さん=電027(233)1796=へ。 (市川勘太郎)

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