大学生がみずほ株主総会で迫る 「将来が不安」石炭火力融資撤退を

2020年6月25日 20時09分

気候変動対策を求めて株主総会に参加した(左2人目から)益子実香さん、高橋大輝さん、高桑マホさん=25日、東京都千代田区で

 地球温暖化への対策強化を求める学生たちでつくる「Fridays For Future Japan」の大学生3人が25日、石炭火力事業会社に多額の融資をしているみずほフィナンシャルグループ(FG)の株主総会に初めて参加した。温室効果ガスを大量に排出する石炭火力事業会社へ多額の融資を続けていることへの強い懸念を、経営陣に直接ぶつけた。
 参加したのは東京大2年の高橋大輝さん(20)、東京理科大4年の高桑マホさん(22)、東北大3年の益子実香さん(20)。いずれも3月までに株式を購入し、東京国際フォーラム(東京・丸の内)の会場に臨んだ。
 3人のうち唯一、発言機会を得た高橋さんは「若者世代が将来に不安を感じていると訴えた。企業方針を決定する人や投資家に知ってほしかった」と話した。
 みずほFGは、石炭火力発電所に関する融資を2050年度までにゼロとする削減目標を設定済み。この日、経営陣が目標を10年早める意向を示したことに、高橋さんは「期待は持てるが、もっと踏み込んでいただきたい」と望んだ。
 高桑さんと益子さんは、みずほ側がベトナムの石炭火力発電事業に融資を続ける理由を問うつもりだったものの、発言の機会がなかった。多くの人が質問を試みたが、女性への指名がなかったことに2人は残念がった。 (渡辺聖子)

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