ロクサン運転シミュレーター 3年ぶり再出発進行!! 安中市で

2020年6月26日 07時14分

実際のEF63運転席で、リアルなCG映像を見ながら操作するシミュレーター=安中市の碓氷峠鉄道文化むらで

 廃線になった旧JR信越線横川−軽井沢駅(長野県)間の碓氷峠越えで活躍した電気機関車「EF63」(愛称・ロクサン)の運転シミュレーターが、横川駅に隣接する鉄道テーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」(安中市松井田町横川)で復活した。3年前に故障して使えなくなっていたが、よりリアルな映像で当時の沿線風景を再現。実車の運転席で操作し、機関士の気分で運転体験を楽しめる。(石井宏昌)
 シミュレーターはEF63の運転席で、速度を調整するマスターコントローラーのハンドルやブレーキを操作する。運転席前の画面に当時の沿線風景をCGなどで再現した映像が映し出され、操作に応じて映像の速度感も変わるなど臨場感あふれる作りになった。
 EF63は急勾配の碓氷峠専用の機関車で、軽井沢へ向かう上り勾配では列車最後部から押し上げるように進んだ。運転席前の画面も後進しているような風景が映り、線路を進む振動やブレーキの圧縮空気の音なども再現している。
 四月に運用開始予定だったが、新型コロナウイルスの影響で休園となり、六月一日に変更された。当面は横川駅から途中の熊ノ平まで約十三分間だが、年内には軽井沢駅まで「延伸」を予定している。利用は一回千円で、チャージ用のICカードを売店で購入する。
 鉄道文化むらではEF63の実車運転も体験できるが、十八歳以上で、講習を受け試験に合格する必要がある。シミュレーターにこうした条件はない。鉄道文化むらの大塚弘通館長は「子どもから大人まで楽しめるようにリニューアルした。実車の運転席で体験してほしい」と呼び掛ける。
 東京都町田市在住で、EF63の運転を百回以上体験しているという鉄道ファンの男性(58)もシミュレーターに「ブレーキの感覚は実車と変わらず、当時の運転区間で実際の操作手順を知ることができる」と満足そうだった。
 入園料は中学生以上五百円、小学生三百円。火曜休館。問い合わせは鉄道文化むら=電027(380)4163=へ。

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