国連事務総長が「原爆の日」の広島訪問を断念 コロナの感染拡大踏まえ

2020年6月26日 13時59分
 【ニューヨーク=赤川肇】「原爆の日」の8月6日に広島市の平和記念式典に出席する予定だった国連のグテレス事務総長は25日、新型コロナウイルスを巡る状況を踏まえて「出席を想定するのは現実的ではない」と述べ、今夏の来日を断念する考えを明らかにした。電話を通じた記者会見で答えた。

2月、パキスタン・ラホールで、国連のグテレス事務総長=AP・共同

 事務総長付報道官によると、日米両国で入国後に自主隔離が求められる現状が理由。グテレス氏は会見で「いずれにせよ(式典に)強いメッセージを届け、広島や日本の人々と十分連帯したい」と強調した。
 かねて核軍縮を主要課題の1つに掲げてきたグテレス氏は2月、「核軍縮と核不拡散への強い決意を示す」と原爆投下から75年となる8月に広島を訪れると表明。2018年には長崎の平和祈念式典に参列しており、広島訪問にも意欲を示していた。

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