台風・コロナ対応 避難所運営訓練、横須賀市で初 2メートル間隔にテント配置

2020年6月27日 06時41分

新型コロナの感染予防のため2メートル間隔で置かれたテント=いずれも横須賀市で

 横須賀市は26日、台風に備えた自主避難所の運営訓練を「横須賀アリーナ」(同市不入斗(いりやまず)町)で行い、職員ら約70人が参加した。新型コロナウイルス対策を取り入れた初の訓練。発熱している人を専用の部屋に誘導したり、家族ごとに用意するテントを2メートル間隔に配置したりし、運営手順を確認した。(村松権主麿)
 訓練は、翌日の正午に台風が最接近すると想定し、午後一時半に始まった。風水害の際、自主避難所となるメインアリーナ入り口では、フェースガードをした職員が、避難者役の職員の額に非接触式体温計を近づけて検温。異常がなければ手を消毒し、マスクのない人にマスクを配布する。
 発熱や体調不良を訴える人を専用の部屋に案内し、フェースガードに加え、感染対策の防護用ガウンや手袋を着用した保健師が体調を聞き取るデモンストレーションもあった。医療措置などが必要な人向けの「福祉避難所」も別室に設けられ、人工呼吸器をつけて車いすで移動する人と、認知症の人が訪れた想定の誘導も行った。

非接触式体温計を使って避難者を検温する訓練

 市は本年度、約二十カ所ある自主避難所で使うため、折り畳み式テントを八百二十張り、非接触式体温計を四十四個購入する予定。テントは大人二〜三人が入れる大きさで、プライバシーを守るほか、二メートル間隔で設置し、新型コロナの感染予防にもつなげる。
 テントの設置手順を確認した女性職員(47)は「畳むのは少しこつがいるけど、広げるのは簡単。中は立つこともできて快適だった」と話した。小貫和昭・市民部長は「臨場感のある訓練で、運営手順が身についたはず。新型コロナで求められる新たな生活が避難所でも意識されれば、大きな混乱なく対応できると思う」と話した。

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