都の感染者57人 宣言解除後で最多、6割が経路不明も「第2波ではない」

2020年6月28日 05時50分
 東京都は27日、新たに新型コロナウイルスの感染者57人の報告があったと発表した。緊急事態宣言が解除された5月25日以降の最多を更新した。過去1週間では24日の55人、26日の54人に続いて50人を上回り、感染者累計は6054人となった。
 ここ4日間は50人前後の高水準が続いているが、都は感染経路が一定程度追えていることなどから、「第2波とはとらえていない」としている。
 57人のうち感染経路が不明・調査中は36人と6割超だった。都は「土曜日なので保健所の調査が追い付いていないのではないか」とみている。都によると、このうち10人は夜の繁華街にある接待を伴う飲食店の従業員や客だが、感染経路は不明だという。
 年代別では、20代が27人、30代が14人、40、50代が各7人、70、80代が各1人。30代以下が7割を占めた。死者、重症者の報告はなかった。性別は男性30人、女性27人。
 57人のうち、調査中を含めて夜の繁華街にある接待を伴う飲食店の従業員や客は17人、集団感染が起きている武蔵野中央病院(小金井市)の患者が2人だった。27日までの1週間の感染者309人のうち、夜の繁華街関係の感染者は122人で、6~7割程度が新宿エリアでの感染が疑われているという。
 都の担当者は、感染者数が右肩上がりの状況ではないとして「現時点で急激に市中での感染が広がっているとは考えていない」と説明。「ただ低い数字ではないので、手洗いや『3密』の回避、マスクを着用するなど感染防止に努めてほしい」と呼び掛けた。
 一方、都によると、現在の入院者は233人で病床は1千床を確保しているという。このほか無症状や軽症者向けのホテル療養は、400人の受け入れ体制を維持し、54人が療養している。
 最近の新規感染者数は、飲食店関係の集団検査が進むなどして増加しているほか、同一職場の集団感染もみられる。(松尾博史)

関連キーワード

PR情報

社会の最新ニュース

記事一覧