<都知事選 わたしたちの一票>障害者の雇用を促して 八王子のNPO法人「E−SMILE」代表理事・高井智治さん(42)

2020年6月29日 07時02分
 生活介護事業所や精神障害者のグループホームを運営しています。都知事には、障害者の雇用を促す施策を望みます。就労支援の制度は整いましたが、まだ、「雇用は企業にとってもメリットがある」との認識が不足しているように感じます。
 二十三歳のころ、障害者支援を始めました。そのころ、「生活支援」が強く求められたこともあって、障害者福祉制度は急速に充実しました。今は、「社会に出て行こう」という人が増えています。
 でも、障害者雇用促進法が企業に雇用の義務を課しているので、「法律で決められたから」と雇う企業も多い。それでは、双方にとって、負担になるだけです。
 障害の程度は、人それぞれです。働きたいという気持ちのある人たちに合わせた働き方は、いろいろあります。どのような仕事を任せるか、一つ一つの業務を見直し、事業の効率化に結び付いた企業もあるそうです。そんな相乗効果が企業側に伝わっていないのが、現状ではないかと思います。
 障害福祉の考え方の中のいくつかは企業のコンサルタントにも活用されてきました。コロナとともに生きるこれからの時代は、相互に稼いで相互に負担する時代に入ったのではないかと考えています。
 福祉は介護と思われがちですが、実は人と人との関わりから生まれる相乗効果について研究されてきた分野でもあるのです。

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